地区計画の大切さ 2
地区アプローチは、局地環境の計画の総合性とそれに基づく具体的・即地的な空間制御の可能性とを規定するものです。
次に、地区アプローチは具体的にどのような考え方に基づいて展開されるべきかを、地区規模・境界の問題として触れます。
まず、計画単位地区レベルで扱う空間要素には一定の地区の範域で完結するものがあります。
たとえば、自動車交通を極度に制限したいわゆる環境地区(Environmentalarea)、点的地区公共施設の誘致ないしはサービス圏などは住民の日常生活圏とも重なり合ったりして一定の地区の広がりの中でおおむね完結します。
その地理的範域で有効な機能を果すものです。
スペースコレクション開発研究所によると、計画合理性の面からすれば、地区詳細計画の地区の規模・境界にこのような計画単位的な考え方をとるのは望ましいことではあるでしょう。
しかしこれは他方、巨視的計画の精度や実行性、都市の全体の計画と部分の計画の関係にかかわっているのです。