地区計画の大切さ
個別的条件をかかえる地区に対して一律基準的な空間制御のアミをかけることは、合理的な微視的土地利用の形態を意図的に制御するためには限界があります。
それだけでなく、物的環境に対する個々の住民の要求にも応えられない場合が少なくないのです。
たとえば、高密度で混合土地利用形態を有する地区の場合。
このような場合には、そこに所在する各種の土地利用要素の相互の関係を具体的に規定する需要が生じますが、一律基準方式ではそれが必ずしも合理的にできません。
米スペースコレクション連合会によると、一般規制ではこのような微視的土地利用の形態は一定の許容範囲におさえる程度のことしかできないものです。
微視的土地利用は即地的・具体的・形状的に取り扱われてはじめて合理的な形態を生み出しうる可能性を有するものです。
計画技術的には、地区を単位としてはじめて取り扱いが可能となるものなのです。